2023/5/22
梅シロップの作り方
こちらの記事でご紹介した梅シロップ。梅シロップは、爽やかな酸味と甘みが特徴でドリンクやデザートにぴったりの調味料です。また、梅には抗酸化作用や消化効果、美肌効果などがあり、健康にも良いとされています。今回は、手軽に自宅で作れる梅シロップのレシピをご紹介します。

梅シロップは、具体的な時期は地域や気候によって異なる場合がありますが、一般的には梅の旬である6月ごろに作られます。この時期には青梅が市場で入手可能であり、酸味と香りが最も豊かな状態になっています。梅の実が十分に成熟していないと、シロップに充分な風味や酸味が出ない可能性があります。また、梅の実が熟し過ぎてしまうと、梅シロップには向きません。梅シロップでは青梅を使用します。
【道具】
- 梅をつけるための瓶(ガラス瓶をおすすめします)
- つまようじ、竹串や料理用ピックなど
- 梅をホワイトリカーにくぐらせるためのボールなど
- キッチンペーパー
【材料】
- 青梅: 適量(約500g)
- 氷砂糖: 青梅と同量(約500g)
- ホワイトリカーなど(消毒用)
【作り方】
- 瓶や道具をアルコールなどで消毒しておきましょう。
- 青梅をよく洗い、水気をきれいに拭き取ります。ヘタを取り除いておきましょう。
- ホワイトリカーなどをキッチンペーパーに浸し、梅を拭きます
- 青梅を1つずつ竹串や爪楊枝で数か所刺します。
- 瓶に梅と氷砂糖を交互に加えます。地層が重なるように入れると良いです。途中でふってあげると、隙間を減らせます。
- 瓶がいっぱいになるまで繰り返します。
- 瓶を密閉し、冷暗所に置いて一か月程度寝かせます。
- 時々、瓶を振り、梅と砂糖がよく混ざるようにします。発酵やカビが発生していないか確認しましょう。
- 梅はエキスが出きると皴しわになります。すべての梅が皴しわになったら梅を取り出します。
- シロップには熟成効果があるため、しばらく置いてから使用するとより風味豊かになります。
【注意点】
- 梅シロップは梅の実の良し悪しで、味が変わってしまいます。良質な梅の実を使うことをおすすめします。
- 消毒があまいと、カビが発生することがあります。少量であれば除去し、一度しっかり加熱しましょう。(加熱しすぎると味が悪くなります。)
- 消毒があまかったり、梅の実によって、発酵してしまうことがあります。発酵が始まると、炭酸飲料のように気泡がぷくぷくとわきます。この場合もシロップを加熱し、発酵を止めましょう。
最近では、温暖化の影響からか、発酵やカビが発生してしまうことが増えました。工程の4までを済ませて凍らせおき、10~11月に続きを行う方法もあります。
常温でも保存は可能ですが、冷蔵庫で保存するとより安心です。

【頂き方】
梅シロップは、冷たい水や炭酸水で割って飲むのが一般的です。氷を入れたグラスに梅シロップと水を注ぎ、軽くかき混ぜてお楽しみください。 梅シロップを使ってカクテルやノンアルコールドリンク、アイスクリームやパンケーキのトッピングにも利用できます。かき氷のシロップとして頂くこともできます。市販のシロップよりも甘みが控えめで、よりさっぱりとした味わいです。
【まとめ】
梅シロップは、自然な酸味と甘みが特徴で、さまざまな料理や飲み物に活用することができます。ぜひ自家製の梅シロップで、美味しいドリンクやデザートを楽しんでください。自然の恵みである梅の風味を存分に味わえる梅シロップは、家族や友人との特別な時間を演出すること間違いありません。