2023/5/27

厳島神社

厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、日本を代表する有名なパワースポットのひとつです。広島県廿日市市に位置し、美しい景観と歴史、神聖な雰囲気が魅力です。厳島神社は、約1400年以上の歴史を持つ神社であり、平安時代から信仰の対象とされてきました。伝承によれば、厳島神社は神功皇后が三韓征伐の帰途に立ち寄り、この地で祈りを捧げたことから創建されたと言われています。1996年には、厳島神社はUNESCOの世界文化遺産に登録されました。

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厳島神社の歴史

厳島神社の起源は、古代の神話に遡ります。最初は小さな社殿でしたが、時が経つにつれて規模を拡大し、平安時代には貴族や武士によって信仰の対象となりました。

平清盛は厳島神社に対して特別な信仰心を持っていたことが知られています。清盛は平家の勢力拡大を支えるために厳島神社の造営や寄進を行い、社殿や宝物殿の整備を進めました。彼は神社の発展に尽力し、多くの寄進や文化的な活動を通じて神社の重要性を高めました。

また、平清盛の息子である平敦盛も厳島神社への信仰を継承し、父と同様に神社の発展に努めました。清盛の没後も、平家一門は厳島神社を重要な守り神として崇拝し、平家の家紋である「石橋の鵺」が神社のシンボルとして用いられました。

美しい景観と建築

厳島神社は、美しい自然環境に囲まれた場所にあります。特に有名なのは「厳島の鳥居」と呼ばれる鳥居で、海中に立っている姿が特徴です。また、社殿や建造物も美しい日本の伝統的な建築様式を反映しています。建物の屋根はいずれも檜皮葺であり、それぞれの社殿をより美しく見せています。

厳島神社の中心的存在である本殿は、重要な祭祀が行われる場所です。社殿は日本の伝統的な建築様式である「垂木造り」で建てられています。その美しい曲線や装飾は、和の美意識を感じさせます。厳島神社には、美しい景観を一望できる舞殿もあります。舞楽や能楽の公演が行われる場所であり、厳島神社の重要な文化的な要素です。舞殿からの眺めは絶景であり、海や周辺の風景と調和した美しい光景を楽しむことができます。

厳島神社の拝殿は、参拝者が神に祈りを捧げる場所です。拝殿は木造で建てられており、神聖な雰囲気が漂っています。拝殿には神々への祈りを込めるための神具や授与品が展示されています。

大鳥居に近づく

大鳥居は、美しい赤い色合いと独特の形状が特徴です。海に浮かぶように立つその姿は、まさに絶妙なバランスと調和を感じさせます。特に、潮の干満によって大鳥居の姿が変化します。潮が引いている場合は、大鳥居への近づく事が可能になります。厳島神社では、特定の時間帯に歩行者専用の道が開放され、大鳥居に近づくことができます。

注意点としては、道が濡れている場合や潮の満ち具合によっては、近づけない事があります。大鳥居の袂までどうしても行きたい場合は、事前に潮位を確認して旅行する日程を決めましょう。また、潮が引いても、ぬかるんでいたり滑りやすい場合があるため、防水性の高い靴などを準備するなど、工夫して向かいましょう。

歩いて行く以外にも、屋形船などを利用する方法もあります。

パワースポットとしての厳島神社

厳島神社はパワースポットとして知られており、多くの人々が訪れて願い事をする場所です。特に、厳島神社の「結び縄」と呼ばれる神聖な縄を触れることで、結びつけたい縁や願い事を叶えると言われています。厳島神社は四季折々の美しい風景が楽しめる場所です。桜の花が咲く春や紅葉が美しい秋、雪景色が広がる冬など、訪れる季節によって異なる魅力があります。

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